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結論(2026年6月時点)
- 子供のスマホは、大手キャリアのキッズ向けプランより格安SIMのほうが月額を大きく下げられるケースが多く、コスト面では有力な選択肢です。
- ただし「安いから」だけで選ぶと失敗します。子供向けでは①フィルタリング ②見守り(位置情報)③データ容量の設計 ④名義(親名義か子名義か)の4点を必ずチェックしましょう。
- 18歳未満が使うスマホはフィルタリングの設定が法律で前提になっています(青少年インターネット環境整備法)。対応のしやすさで格安SIMを比べるのが正解です。
- 小学生〜中学生の入り口なら「データ少なめ+フィルタリング+見守り」、高校生になったら「データ多めへ見直し」と、成長に合わせて段階的に選ぶのが後悔しないコツです。
具体的な月額・キャンペーン・オプション料金は改定されることがあるため、本記事では「選び方の軸」を中心に解説します。最終的な金額・条件は各社公式で最新の値をご確認ください。
子供のスマホに格安SIMはアリ?まず知っておきたい前提
大手キャリアより月額を抑えやすい
子供の使い方は、大人に比べてデータ通信量が少なめになりがちです。動画やSNSを使うとしても、自宅やWi-Fiのある場所が中心という家庭も多いでしょう。こうした「使う量が読みやすい」「Wi-Fi併用が前提」というケースは、まさに格安SIMが得意とする領域です。少容量〜中容量プランを中心に、大手キャリアのキッズ向けプランより月額を抑えられる可能性があります。
格安SIM全体のメリット・デメリットや向き不向きは、格安SIMの選び方完全ガイドと格安SIMのデメリット総まとめでも詳しく整理しています。子供用に限らず「そもそも格安SIMで大丈夫か不安」という方は、先に目を通しておくと判断がスムーズです。
「キッズ携帯」と「子供用の格安SIMスマホ」は別物
混同しやすいのが、キャリアが提供する専用端末の「キッズ携帯」と、スマホ+格安SIMの違いです。前者は通話・GPS・防犯ブザーなど見守り機能に特化したシンプルな端末で、ネットやアプリの自由度は低めです。後者はふつうのスマホにフィルタリングや見守り設定を入れて使う形で、LINEやカメラ・学習アプリなど自由度が高い反面、保護者側の設定と管理が必要になります。
「まだ低学年で、連絡と居場所確認ができれば十分」ならキッズ携帯寄り、「LINEや学習アプリも使わせたい」ならスマホ+格安SIMが向きます。本記事は後者(格安SIMでスマホを持たせる)を前提に解説します。
子供向け格安SIMを選ぶ4つのチェックポイント
① フィルタリング(有害サイト・アプリ対策)
子供のスマホで最重要なのがフィルタリングです。「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(青少年インターネット環境整備法)」により、18歳未満が使う携帯電話はフィルタリングの利用が前提とされ、事業者には確認・説明・設定の措置が求められています(内閣府・総務省)。格安SIMで持たせる場合も、保護者が責任を持ってフィルタリングを整える必要があります。
フィルタリングの主な選択肢は次の3つです。いずれか、または組み合わせで対応します。
- OS標準の無料機能:iPhoneの「スクリーンタイム」、Androidの「Google ファミリーリンク」。アプリの利用制限・使用時間制限・課金制限・おおよその位置確認まで無料でできます。まずはここを設定するのが基本です。
- 専用フィルタリングアプリ(有料):「i-フィルター」など。年齢に応じて閲覧レベルを段階設定でき、検索ワードチェックや時間制限など、OS標準より細かく管理できます。月額は数百円程度が目安(公式で最新確認)。
- 事業者提供の見守り/あんしん系オプション:格安SIM各社が用意していることがあります。提供有無・料金は会社によって異なるため、申し込み前に公式で確認しましょう。
選ぶときは「その格安SIMでフィルタリングをどう実現するか」を申し込み前にイメージできることが大切です。OS標準+無料で十分な家庭も多い一方、より厳密に管理したいなら有料アプリ対応を確認しておくと安心です。
② 見守り(位置情報・GPS)
登下校や習い事で「今どこにいるか」を確認したい場合は、見守り(位置情報)機能を検討します。これも実現方法は複数あります。
- OS標準の位置共有(無料):iPhoneの「探す」やGoogle ファミリーリンクの位置情報で、子供のスマホの位置を確認できます。追加費用なしで始められるのが利点です。
- SIM一体型・見守りオプション:格安SIMによっては見守り・位置情報のオプションが用意されています。月額は数百円〜が目安(公式で最新確認)。
- 専用GPS端末との併用:スマホとは別にGPS端末を持たせる方法。月額220円〜1,200円程度が相場の目安とされますが、料金・仕様は端末・サービスにより幅があるため各公式でご確認ください。
低学年で「スマホはまだ早いが居場所は知りたい」なら専用GPS端末、「スマホは持たせるが位置も把握したい」ならOS標準+必要に応じてオプション、という考え方が分かりやすいです。
③ データ容量の設計(使いすぎ・足りない両方を防ぐ)
子供のデータ容量は「多すぎても無駄、少なすぎても不便」になりがちです。次の観点で設計しましょう。
- Wi-Fi併用が前提か:自宅・学校・習い事先にWi-Fiがあるなら、モバイルデータは少容量で足りることが多いです。
- 動画・SNSの量:移動中に動画をよく見るなら中容量以上が安心。見せすぎを防ぎたいなら、あえて少容量にして自然に制限をかける使い方もあります。
- 容量超過時の挙動:上限を超えると低速になる料金体系か、追加課金になるかを確認。子供用は「使いすぎても料金が跳ねない」体系のほうが安心な場合があります。
「最初は少なめで契約し、足りなければ後でプラン変更」というスタートも有効です。データ容量と料金体系の考え方は、データ無制限の格安SIMおすすめ比較の「容量タイプの違い」の解説も参考になります(子供用に無制限が必須という意味ではなく、容量設計の考え方として役立ちます)。
④ 名義(親名義か、子供名義か)
意外と見落としがちなのが契約名義です。子供のスマホは大きく2通りの契約方法があります。
- 親(保護者)名義で契約し、子供が使う:手続き・支払い・管理が親に一本化でき、もっとも簡単。多くの家庭でおすすめできる方法です。
- 子供本人名義で契約する:年齢・親権者同意などの条件を満たす必要があり、会社により可否や必要書類が異なります。中高生本人のクレジット履歴づくりなど特別な目的がなければ、親名義のほうが無難です。
未成年契約の可否や条件は会社ごとに違います。楽天モバイルを例にした未成年契約の具体的な条件は楽天モバイルは未成年でも契約できる?で詳しく解説しています(他社で契約する場合も「年齢確認・親権者同意・必要書類」という考え方は共通します)。
年齢・学齢別のおすすめの考え方
| 段階 | 重視するポイント | 選び方の方向性 |
|---|---|---|
| 小学生(低学年) | 居場所確認・連絡・厳しめ制限 | キッズ携帯/GPS端末も検討。スマホなら少容量+強めのフィルタリング+位置共有 |
| 小学生(高学年)〜中学生 | LINE・学習アプリ・使いすぎ防止 | 少〜中容量の格安SIM+OS標準制限(必要なら有料フィルタ追加)+親名義 |
| 高校生 | データ量増・自立度UP | 中容量以上へ見直し。制限は段階的に緩和。本人の使い方に合わせてプラン変更 |
子供の利用は学齢が上がるほどデータ消費が増えやすい傾向があります。最初から大容量で契約せず、成長に合わせて見直すのがムダのない選び方です。多くの格安SIMはプラン変更や容量追加に対応しているため、入り口は控えめにして問題ありません。
申し込み前に確認しておく実務ポイント
端末はそのまま使える?(対応バンド・SIMロック)
すでに持っているスマホ(おさがり含む)を使うなら、その端末がその格安SIMで使えるかを必ず確認します。動作確認端末リストへの記載・対応周波数(バンド)・SIMロック解除の要否がチェック項目です。iPhoneを使う場合の対応確認やSIMロック解除・APN設定の手順は、iPhoneで格安SIMを使う手順に6ステップでまとめています。
申し込みに必要なもの
親名義で子供に持たせる場合でも、本人確認書類・支払い方法・(番号を引き継ぐなら)MNPの準備が必要です。子供本人名義の場合は親権者同意書などが加わることがあります。共通の必要書類・支払い方法は格安SIMの申し込みに必要なもの完全ガイドを確認してください。
今の番号を引き継ぐなら乗り換え(MNP)
大手キャリアのキッズプランなどから番号そのままで移すなら、MNPでの乗り換えになります。予約番号やワンストップ方式、開通までの流れは格安SIMの乗り換え手順完全ガイドで5ステップに整理しています。新規番号で持たせる場合は乗り換え手続きは不要です。
LINEを使わせるなら年齢確認に注意
子供にLINEを使わせる家庭は多いですが、格安SIMの一部ではLINEの「年齢確認(ID検索の解放)」ができないことがあります。ID検索が使えなくてもQRコードや「ふるふる」で友だち追加はできますが、仕様を理解しておくと安心です。年齢確認まわりの考え方はLINEの年齢確認・ID検索はできる?も参考になります。
子供用で「やってはいけない」選び方
- 料金の安さだけで選ぶ:フィルタリングや見守りの実現方法を確認せずに契約すると、後から「制限できない」と困ります。安全機能の段取りまで含めて選びましょう。
- いきなり大容量で契約する:低学年〜中学入学時はデータが余りがち。少なめスタート+見直しが基本です。
- フィルタリングを「あとで」にする:渡す前にOS標準の制限と位置共有を必ず設定。法律上もフィルタリングは前提です。
- 子供名義を安易に選ぶ:特別な目的がなければ親名義のほうが管理・支払い・手続きがシンプルです。
よくある質問(FAQ)
Q. 子供のスマホは格安SIMで本当に安全に使えますか?
A. 安全機能を正しく設定すれば問題なく使えます。OS標準のスクリーンタイム/Google ファミリーリンクでアプリ・時間・位置をコントロールでき、必要に応じて有料フィルタリングを追加します。「端末が安いか」より「フィルタリングと見守りをどう実現するか」を基準に選ぶのが安全に使うコツです。
Q. フィルタリングは必ず入れないといけませんか?
A. 18歳未満が使う携帯電話はフィルタリングの利用が前提とされています(青少年インターネット環境整備法)。格安SIMで持たせる場合も、保護者がOS標準機能や専用アプリでフィルタリングを整えることが推奨されます。子供を守るうえでも実質的に必須と考えてください。
Q. 親名義と子供名義、どちらがいいですか?
A. 多くの家庭では親名義がおすすめです。支払い・手続き・管理を一本化でき、見守り設定もしやすくなります。子供本人名義は年齢・親権者同意などの条件があり会社ごとに可否が異なるため、特別な理由がなければ親名義が無難です。
Q. 最初はどれくらいのデータ容量にすればいいですか?
A. Wi-Fi併用が前提なら少容量から始めて、足りなければプラン変更するのがムダがありません。動画・SNSをよく使うなら中容量を検討。子供は学齢が上がるほどデータが増えやすいので、成長に合わせて見直す前提で契約しましょう。
Q. 今の電話番号はそのまま使えますか?
A. MNP(乗り換え)を使えば番号を引き継げます。新しく番号を作って持たせる場合は乗り換え手続きは不要です。手順は格安SIMの乗り換え手順完全ガイドをご覧ください。
まとめ:安さ+安全機能の段取りで選べば失敗しない
子供のスマホは、格安SIMを使えば大手キャリアより月額を抑えやすく、有力な選択肢です。ただし選ぶ基準は料金だけではありません。①フィルタリング ②見守り(位置情報)③データ容量の設計 ④名義の4点を、申し込み前に「どう実現するか」までイメージできることが、後悔しない選び方の決め手です。
まずはOS標準の無料機能(スクリーンタイム/Google ファミリーリンク)で制限と位置共有を整え、必要に応じて有料フィルタリングや見守りオプションを足す——この段取りを前提に、容量は少なめスタート、名義は親名義、というのが多くの家庭でおすすめできる形です。具体的な料金・キャンペーン・オプションは改定されることがあるため、契約前に各社公式で最新の条件を必ず確認してください。
格安SIM全体の選び方をもう一段深く知りたい方は格安SIMの選び方完全ガイド、注意点を押さえたい方は格安SIMのデメリット総まとめもあわせてご覧ください。
